屈斜路湖といえば白鳥。
翌朝ホテルの前の給餌所へ行ってみるが白鳥がいない。

車を走らせて砂湯に行ってみると、このとおりたくさん集まっていた。
砂湯を後に、オホーツク海へ出てみる。
今は流氷の季節のはずだが、事前の情報では望み薄とのこと。

それでも薄い流氷帯が知床半島に向かって南下中とのことなので、とりあえず行ってみることにする。
やはり流氷は無い。
すでに去った後のようだ。流氷砕氷観光船も運休中。
海岸に残った流氷の残骸・・・
冬期は知床五湖までは行けないが、途中までなら入れる。
行けるところまで知床半島を北上すると、うっすらと水平線付近に流氷帯が見えた。
夢中で撮影していたら、鹿にその様子を見られていました。
目が合うと何を慌てたのか、鹿は足を滑らせて土手を転げ落ちていきました・・・

ま、さすが野生なので無事みたいでしたけど・・・。
そして車を南に向けて、網走市内へ。
網走駅は刑務所のレンガ壁をモチーフにしている。
よく言われる「網走刑務所」は観光施設で少し離れたところにある。前に訪れたので今回は割愛。
本物の刑務所は駅からも程近く、近代的。
そしてオホーツク海沿いを北上してサロマ湖へ。
ここは日本で何番目に大きい湖でしたっけ?
汽水湖でホタテの養殖が盛んなところ。今は凍結している・・・
が!危ないので湖の上へは行きませんでした・・・。
湖畔に放置された旧型客車。

今では道路しかないが、古い地図を引っ張り出してみると湧網線という鉄道が通っていたらしい。今でも線路の跡は遊歩道に利用されていたり面影を残しているところも多い。
北見市内。
北見は日本一のハッカの産地。

ビジネスホテルなども多くかなり大きな街。
国道39号線を今日の宿泊地。層雲峡へ向かう。道路情報によれば「雪・スリップに注意!」だそうだ。

そんな様子はないんだけどね。
しかし、予報どおり雪が降ってきました。
ま、この程度なら大丈夫なんですけど・・・
だんだん雪の降りが強くなってきました。
しかし交通量が少ないのでなんとか・・・
標高が上がるにつれ吹雪いてきました。
時々路肩に寄せて写真を撮ってますが。さすがにだんだん怖くなってきてその余裕もなくなってきました。
そんなこんなしているうちに、北見行きのバスが轟音を立ててすれ違っていきました。

すれ違う車もほとんどなく・・・
そしてとうとう視界がゼロになってしまいました。
前がぜんぜん見えないのです。ライトをアップにしても雪が乱反射するだけで何も見えない。

そしてとうとうカーブできり損ねて雪山へ突っ込む。
幸い車に傷はつかなかったものの怖かった。
後続してきたトラックに先導してもらい層雲峡に入りました。
着いた先の層雲峡では石狩川の河川敷を利用して氷曝祭りをしていました。
吹雪はひどくなるばかり。

とりあえずホテルにチェックインして会場に向かいます。当然夜なので三脚を持って出かけますが…

協力金100円を払って会場に入る。
氷の粒と雪が激しくたたきつけてくるとても三脚を立てて撮影できる環境ではない…。
結局三脚を立てて撮ったのはこの写真だけ。
手が凍ってまともに動かすことができない。まっすぐに指を伸ばすことすらできないのだ・・・。
あわてて休憩所に入り甘酒を注文。
ストーブで手を温める。しかしかゆくなるだけ。なかなか感覚が戻ってこない。
寒さをなめるのは本当にヤバいと感じた。

三脚はとりあえず中止。30分位して手の感覚がようやく戻ってきたのでISO800に上げて手持ち撮影にする。
写真のカップルを見たら分かると思うが、歩くことすら困難。
さらに激しくなる吹雪。
もう完全にギブアップ。とてもまともな写真が撮れそうにない。
ホテルに戻り、温泉へ。
しかし頭が痛い。温泉もそこそこに食事へ。
今日もバイキング。今日は宿泊料金に込みだったので、ランクとしては昨日より2段落ちか。
でも、揚げたての天ぷらはなかなか。
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