こうして九州一周旅行は終わりました。振り返って見るとむりやり一周してみましたが、九州といっても広く2泊3日で一周しようと思えば電車に乗りっぱなしになるのはやむを得ず、何度かに分けて周遊するか、もっと長い時間旅行しないといけないと思いました。
そういえば、外周しただけで、霧島高原や湯布院や阿蘇にも行ってませんし、長崎や天草にも行ってません・・・


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今日のフライトはもちろんANA便福岡行きを選択しました。
お盆明けなので、まだまだ混んでいるかと思いきや・・・
今日は混雑すると思って最初からスーパーシートで予約したのですが空席がありました。
お盆明けなのでまだ、出張などの業務は再開されていないのかも知れません。
(ちなみに沖縄行きなどリゾート方面は全部満席でした)
サンドウィッチなどの朝食が出てきました。
いつも思うんですが、朝は特に時間がないので食料の調達が難しくありがたいサービスです。
地下鉄で空港から博多駅まで移動しました。わずか数分なので、九州の空港では宮崎空港と並ぶ便利さだと思います。
次に乗るのは、「白いソニック号」大分行きです。
今日は、おごってグリーン車にしてみたんですが、椅子は全部本革でした。
車内には、時刻表や雑誌などが備え付けられていて航空機なみです。
お茶やジュース、おしぼりのサービスもありました。
間違いなくグリーン車です。。。「SONIC」のマークも入ってます。
床はフローリングでぴかぴか。スリッパもついてました。
収納スペースも単なる網棚ではなく、飛行機のようなハットラックになっています。
一番前の席だったので、運転室やすれ違う電車をみることが出来ました。
車内で買った、「関アジ弁当」です。酢でしめた関アジを使ったご飯と九州の名物のおかずが入って¥500は安いと思います。
このほかにも「白いソニックあんぱん」(¥100)というのを買ったのですが、これもお餅が入った変わったアンパンで、お勧めです。
どうせだから、日本でも有数の過疎区間といわれる、宮崎との県境まで行ってみました。普通電車は一日数本しかありません。
「宗太郎」という駅で長時間とまりました。
SLの時代は難所の峠として有名だったと何かの本で読んだことがあります。
車内はガラガラ。本当に誰もいないんですよ。
日本の原風景といった感じです。
延岡まで行って、佐伯まで戻ってきました。ちょうど博多から特急電車が着いたようで少しにぎわっていました。ここから四国に渡る船もあるそうです。
次に乗ったのも「ソニック」号ということでしたが・・・さっきの電車とは全然ちがいますね。
たしかに、「SONIC」と書いてありますね。
乗ってみると、車内にはやっぱり自分しかいないです。
どうして・・・?
そこで、車内探検してみることにしました。
こんなオープンスペースもあって楽しそうな電車です。
ちなみに、ここは電車の一番前にあって、すれ違う電車を見たり景色が楽しめるスペースです。
この電車も本革貼りの席でした。
臼杵近くまでくると、写真ではよくわからないかもしれませんが、帆船が来ていました。
こうして見ると、椅子のヘッドレストが「ミッキーマウス」の耳に見えませんか??
ここは喫煙も出来る、多目的スペースです。個室になっていてグループにも使えそうです。
別府で降りて、ホテルに向かいました。
今日のホテルは地元の亀田交通というところが経営している、ホテルです。
5500円からという、リーズナブルなのに、大浴場温泉もついているうえに、なぜか僕の部屋はシングルのはずなのに、ベットが3つありました。。。
高崎山も部屋から見えました。
駅からも至近距離で、便利です。
今度また利用しようと思います。
翌朝、駅まで歩いているとなんとロンドンタクシーが客待ちをしてました。
前にロンドンで聞いたのですが、実はこの車のエンジンは日産製で日本にも大変縁のある車なのだとか・・・
今日1番に乗る列車は「にちりん」号宮崎空港行きです。
今日も一番前の席ですれ違う電車や景色を楽しめました。
列車は緩やかな海岸線沿いに進み、昨日通った宗太郎峠に入っていきます。しばらくすると車内販売係が「お弁当のご予約はいかがしますか?」と注文をとりにきました。宮崎まで乗る予定なのでお願いすることにしました。
来たのは、延岡駅の「鮎すし」です。お茶はサービスでした・・・
開けてみると、酢でしめた鮎独特ののいい香りが、ぷんぷんしてきました。
おいしいのは言うまでもありません。(しかし、この旅行に来る直前に歯の神経を抜いていたので、少々硬いものはキツかったのです・・・)
宮崎が近くなると、リニアモーターカーの実験線が見えてきました。
旧国鉄時代からある、この実験線ですが炎上事故なども何度か起こしており今でも使っているんでしょうか?
大淀川を渡り、宮崎に着きました。
乗り換えは「きりしま」号です。
このとおり、この電車もガラガラでした。
結構長いこと乗って、やっと錦江湾に櫻島が見えてくると、鹿児島到着です。
今日の宿は、西鹿児島駅で乗り換えて砂蒸し風呂のある指宿にすることにしました。
真ん中に見えるのは、知林ヶ島といって、引き潮のときは砂州で陸続きになる島です。
夕食は、ごくごく普通の温泉旅館にありがちなセットメニューでした。
翌日、鹿児島まで戻り城山公園まで上がってみました。
鹿児島の市民の足は、市電なのですが、火山灰が積もると大変だそうです。
今日乗るのは、いずれ九州新幹線にその座を譲ることになる「つばめ」号です。
今日もおごってグリーン車にしてみました。
室内は、各席に木の机がありとても落ち着いていて良い雰囲気です。
そして、この列車のもうひとつの乗車目的、ビュッフェに行って見ました。
昼間走る電車で食堂車が連結されているのはこの電車が全国で唯一なんだそうです。そういえば新幹線の食堂車もいつの間にかなくなってしまいましたし。
ビュッフェには、大きな机がついた4人コンパートメント席もあり、買ったものをここで食べることも出来ます。
メニューは、コーヒーやサンドウィッチなど軽食が主ですが、駅弁や「焼きラーメン」という変わった品物もおいてあり、色々注文してみました。
味の方はなかなかでした。(残念ながらこの列車のビュッフェも廃止されてしまいました)
終点の博多で下車後、福岡空港までやってきました。
まだ、夜の7時30分だというのに、このとおり誰もいません。。。
帰りは、ポケモンジェットでした。
空いていたのでスーパーシートでお願いしました。今回の旅行は混雑を予想していたのに、なんとも拍子抜けした反面、何でも貸切状態でVIPにでもなった気分にもなれた旅行でした。
機内でビールをご馳走になり、すっかりいい気分になっていた自分に東京で待っていたのは、帰宅ラッシュだったのは言うまでもありません。


今回の旅行は、とにかく何もしないで温泉に入る、おいしいものを食べるというのを目的にして出発しました。
余計なものもほとんど持たない、手ぶら状態です。ただ、お盆明け直後なので混雑だけが心配ですが・・・。